ビデオには、マウイの山火事にレーザー光線が点火する様子は映っていない。 チリで変圧器の爆発だ

マウイ郡提供のこの写真は、2023年8月8日火曜日、ハワイ州マウイ島のホキオキオ・プレイスとラハイナ・バイパスの交差点で発生した山火事で空に広がる火と煙を示している。AP通信が2023年8月14日月曜日に報じた。ソーシャルメディアの投稿では、交通量の多い道路沿いでの閃光と爆発を映したビデオが、レーザー光線がハワイ島の山火事の原因となったことを証明していると虚偽の主張を行った。 (ジーク・カルア/マウイ郡、AP経由)

主張: 交通量の多い道路沿いでの閃光と爆発のビデオは、空から発射されたレーザー光線がハワイの山火事の原因となったことを証明している。

AP の評価: 誤り。 広く共有されたビデオは、今年初めにチリで発生した変圧器の爆発を示しています。 さらに、レーザー兵器の専門家はAP通信に対し、一部のオンライン投稿が動画で示しているように、指向性エネルギー兵器による攻撃はレーザー光線が赤外線であるため視認できないだろうと語った。

事実：ソーシャルメディアユーザーは、今月マウイ島でいわゆる指向性エネルギー兵器からのレーザー光線が宇宙から発射され、致命的な火災を引き起こしている様子を映したビデオを主張している。

このクリップは、雪を頂いた山々を背景に、赤い屋根の家や高層マンションが建ち並ぶほとんどが住宅街の交通量の多い道路の景色から始まります。 突然、空から降ってきたかのような光が地面の物体にぶつかり、一瞬炎上します。

「マウイ島の山火事で起きた不穏な新しい映像は、何が起こったとされるのかを示している」とこの映像を共有したあるツイッターユーザーは書いたが、これはここ数日ソーシャルメディア上で誤解を招く多数のシェアがあり、100人近くが犠牲になった山火事についての陰謀論を煽るものだった。この国ではここ100年以上で最も死者数が多い。

ハワイ当局は、山火事の原因はまだ調査中だが、夏の乾燥とハリケーンの通過による強風が炎をあおったと発表した。

「マウイ島でのDEWの恐ろしい啓示」と別のユーザーがインスタグラムに書いた。 「不吉な出来事によって永遠に変わってしまった世界に足を踏み入れる準備をしましょう。 衝撃的なエピソードで、私たちは最近の直接エネルギー兵器の配備の背後にある悲惨な真実を明らかにします。」

しかし、この短いビデオには有名なハワイ島ではなく、6,000マイル以上離れた南米のチリのサンティアゴ郊外で数カ月前の事件が映っている。

この動画は、Maculコミュニティの友人が撮影したというユーザーによって5月25日にTikTokに投稿された。 それ以来、900万回以上視聴されています。

このクリップは4日後にChilevision Newsの報道で取り上げられ、強風で変圧器が爆発し、鮮やかな閃光がビデオに捉えられたと伝えた。

同局は、この映像が直ちに外国の軍事攻撃、あるいは宇宙からの敵対的な侵略によって引き起こされたのではないかという憶測を引き起こしたと指摘した。

「いいえ、それはエイリアンの攻撃でも軍事攻撃でもありませんでした」とレポーターのハビエラ・サラザールは多くの地元住民にインタビューした後スペイン語で語った。 「それは稲妻でもなく、ましてや人工知能でもありませんでした。 発電機の爆発だった。」

サンティアゴ・デ・チリ大学の電気工学教授ウンベルト・ベルデホ氏は同署に対し、その日の強風により木の枝が地上に吊るされた電気機器に当たり、爆発が引き起こされた可能性が高いと語った。

サラザール氏は、空からの光の筋はカメラが捉えた反射である可能性が高く、落雷のような錯覚を与えると付け加えた。

実際、ビデオをフレームごとに再生すると、光のビームが空に現れる前に、地面近くの場所から小さな光のバーストが表示され、爆発がビームの原因となったことを示唆しており、その逆ではありません。

いずれにせよ、指向性エネルギー兵器からの発砲は目に見えないと、コロラド大学ボルダー校国家安全保障イニシアチブセンター所長でDEWを研究しているイアン・ボイド氏は指摘する。